格安SIMの知識

格安SIMの通信速度の比較は意味がない?正しい知識と選び方とは!

格安SIMが浸透してきた世の中ですが、まだまだ参入者は少ないのが現状です。

一番の理由はそもそも格安SIMの存在を知る人が少なく、知らないことへの不安が大きいからです。

中でも、格安SIMといえば一番に不安視されるのが「通信速度」で、「ちゃんとつながるの?」「通信速度が遅いんじゃ」といった意見を持つ人も多いでしょう。

よく「通信速度」で検索すると、各格安SIMの通信速度を計測し、比較しているサイトを多く見るようになりました。

仕組みを理解している人から見ると、格安SIMの速度比較にはほとんど意味がありません。

鵜呑みにする人の多くは、そもそも通信速度が何なのか、どのくらいあればいいのかをよくわかっていない人が多いです。

ここでは、格安SIMの通信速度の味方と仕組みを解説しています。格安SIMを選ぶ前に、通信速度や仕組みをきちんと理解しておきましょう!

よくある「通信速度の比較」記事は意味がない

Googleなどで「通信速度」で検索すると、各格安SIMの通信速度を計測し、比較しているサイトや記事を多く見るようになりました。

しかし、仕組みを理解している人から見ると、あの比較にはほとんど意味がありません。

というのも、格安SIMの通信速度が時間帯や場所でムラがあるのは、ユーザー同士で通信回線が込み合うことが原因であり、測るタイミングによって通信速度が異なるからです。

毎日細かく計測していたとしても、そのときそのときで利用しているユーザーの数も使用状況も違います。つまり、同じ時間帯で測定していても、日によってユーザーの数や使用状況も違うので、一概に速い・遅いとは言えないのです。

たまたまそのとき速い通信速度を出していた、偶然遅い通信速度になっていたで比較されているので、計測の比較表などはあまり意味がないのです。

格安SIMの通信速度の秘密

そもそも格安SIMの通信回線がどういう仕組みかをご存知でしょうか。

格安SIMというのは、ご存知の方もいるように大手3キャリア(docomo/au/SoftBank)から通信回線の一部を借りてサービスを提供しています。

格安SIM事業者は大手キャリアにレンタル料金を支払い、一部の通信回線を間借りしている状態です。借りているだけなので通信設備を維持するコストがかからず、その分ユーザーに安い通信料金でサービスを提供できる仕組みになっています。

つまり、格安SIMが利用している通信回線は大手キャリアのものを使用しているため、同じ通信エリアで同じ通信速度で利用できることになるのです。

しかし、実際には格安SIMでは通信速度が遅い、時間帯によってはつながりにくくなるといった現象が起きます。

その理由は、通信回線の借り方に原因があります。

格安SIM事業者(MVNO)が大手キャリアに通信回線を借りる際は、”本数”で借ります。

この本数が多ければ多いほど通り道が多くなり、通信速度は速くなります。反対に借りている本数が少ないと、ユーザーのアクセスが集中した時に回線が混み合い、通信速度が遅くなってしまうのです。

通信速度は事実「4Mbps」あればよい

では、実際どのくらい速度が出ていればよいかというと「4Mbps」以上あればこと足ります。

4Mbpsというのは、「YouTube」の高画質再生でストレスなく見れる速度です。よほどデータ通信料の重いゲームでもなければ、これ以上の通信速度を必要とすることはあまりありません。

通信速度で最速の「UQmobile」では、38〜42Mbpsもの通信速度を叩き出しますが、正直ここまで必要なく、大切なのは「必要な速度をどれだけ維持しているか」です。

瞬間の最高速度が40Mbps出ていても、それが数秒〜数分だけであとは4Mbps以下では意味がありません。

最高速度がどれだけ速い格安SIMよりも、必要な速度が安定して出ている格安SIMこそ本当にストレスなく使える格安SIMなのです。

通信エリアはキャリアと同じなので安心して良い

通信速度にはムラが出てしまうのが現状ですが、つながる場所、通信エリアは混雑するということはないのでどこでも繋がります。

全国どこでもつながるように、docomoの通信回線を使用している格安SIMは同じ通信エリアを有しています。同じ通信回線を使用しているので当然ですね。

ただ、借りているキャリアの通信エリアと同様なので、「地方ではドコモが強い」「auは建物内だとつながりにくい」「都市部ではSoftBankが強い」といったもともとの特性はそのまま影響されます。

通信速度はどこの格安SIMが一番いいの?

結局のところ、格安SIMで通信速度が速いというよりも、通信状況が安定してよいのは「mineo」がダントツでしょう。

紹介CP

「UQmobile」と「Y!mobile」は通信回線を借りているのではなく、独自で回線を持っているので厳密に言うとMVNOではなく、大手キャリアのサブブランンドという位置付けになります。

そのため、通信速度が速く安定しているのは当然で、2年契約縛りがあり料金プランも他の格安SIMより高いのです。なので、格安SIMに不安がある人はこの2つを利用することをおすすめします。

ただ、格安とまではいかなく契約縛りによる自由度も低いため、純粋に格安SIMへ乗り換えたい人は「mineo」か「LINEモバイル」「楽天モバイル」を選ぶとよいでしょう。